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「休肝日があるから大丈夫」が通用しない!?月1回の飲みすぎでも肝臓を傷つける最新研究結果 「休肝日があるから大丈夫」が通用しない!?月1回の飲みすぎでも肝臓を傷つける最新研究結果

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「休肝日があるから大丈夫」が通用しない!?月1回の飲みすぎでも肝臓を傷つける最新研究結果

「休肝日があるから大丈夫」が通用しない!?月1回の飲みすぎでも肝臓を傷つける最新研究結果

飲酒は肝臓にダメージを与えるということは、飲酒を楽しんでいる人なら誰でも知っている事実でしょう。

なので、飲酒をほどほどにしたり、休肝日(お酒を飲まない日)を設けるなど、対策している人もいると思います。

しかし、この休肝日の考え方が最新研究で否定されるという衝撃の結果がわかったのです。

今回は飲酒が肝臓に与えるダメージについて、共有していきたいと思います。

飲酒について見直す機会になれば幸いです。

原文はこちら。

Episodic Heavy Drinking and Implications for Steatotic Liver Disease Nomenclature: A National Cross-Sectional Study


🔍 研究の背景と目的

  • 多量飲酒の定義 は「平均的な飲酒量の増加」だけでなく「月1回以上の一度に大量飲酒」も含まれる。
  • しかし、脂肪性肝疾患(SLD) の分類では「平均的な飲酒量」しか考慮されていない。
  • この研究は、断続的な大量飲酒(いわゆる“ドカ飲み”)が肝臓の線維化(硬くなること、肝臓の病気が進行度合いを反映)と関係しているかを調べた。

🧪 研究方法

  • アメリカの大規模調査 NHANES(2017〜2023年)を使用。
  • 肝線維化の程度は肝臓の硬さ(kPa)で評価。
  • 断続的な大量飲酒
    • 女性:1日に4杯以上
    • 男性:1日に5杯以上
    • 月1回以上
  • 年齢・性別・平均飲酒量を調整したうえで、肝線維化との関連を分析。

📊 主な結果

  • 対象者8006人のうち、SLD患者は4571人
    • MASLD(代謝性脂肪肝):3969人
    • MetALD(代謝+アルコール):373人
    • ALD(アルコール性):144人
  • MASLD患者の15.9%が断続的な大量飲酒をしていた。
  • MASLDで断続的な大量飲酒をする人は:
    • 有意な肝線維化のリスクが約1.7倍
    • 進行した肝線維化のリスクが約2.8倍
  • MASLDの肝線維化の割合:
    • 断続的な大量飲酒あり:23.6%
    • なし:15.6%
  • 断続的な大量飲酒を考慮して分類し直すと:
    • MASLDの割合は減少(48.0% → 40.4%)
    • MetALDは増加(5.3% → 12.9%)

🧭 結論

  • MASLD患者には断続的な大量飲酒が多く、肝線維化のリスクが約3倍に増える。
  • 断続的な大量飲酒を考慮して分類すると、MetALDの患者数は2倍以上に増える可能性がある。

MASLDとかMetALDとか、わかりにくい単語があるので、もう少し解説を加えます。


🧩 MASLD と MetALD の違い

MASLD

  • 以前の「非アルコール性脂肪肝(NAFLD)」に相当
  • 原因の中心は“代謝の問題”
    • 肥満
    • 糖尿病
    • 高血圧
    • 脂質異常症
  • 飲酒量は少ない or ほとんど関係しない
  • つまり、
    「お酒より生活習慣が原因で脂肪肝になっている人」

MetALD

  • MASLD と ALD(アルコール性肝疾患)の“中間”に位置する新しい分類
  • 代謝の問題があるうえに、飲酒量も肝臓に影響するレベルで多い
  • つまり、
    「生活習慣の問題+飲酒の両方が肝臓にダメージを与えている人」

🍺 どれくらい飲むと MetALD になるのか?

一般的には以下のような飲酒量が目安とされることが多いです(研究やガイドラインによって多少異なる)。

  • 男性:1日あたり30g以上のアルコール(ビール中瓶1本半程度)
  • 女性:1日あたり20g以上のアルコール(ビール中瓶1本程度)

さらに今回の研究では、
月1回以上の「ドカ飲み(女性4杯以上、男性5杯以上)」も肝線維化リスクを上げる
ことが示されました。


🩺 どう分類されるかのイメージ

分類代謝の問題飲酒量肝臓への主な負担
MASLDあり少ない生活習慣
MetALDあり中等度〜多い生活習慣+飲酒
ALDなし or 少ない多い飲酒

🔎 なぜこの違いが重要なのか?

  • MetALD の人は、MASLD より肝線維化(肝臓が硬くなる)のリスクが高い
  • 今回の研究では、
    MASLD でも「ドカ飲み」があると肝線維化リスクが約3倍に増加
  • そのため、
    飲酒習慣を考慮して分類し直すと MetALD の人数が2倍以上に増える
    → つまり、これまで「MASLD」とされていた人の中に、実は飲酒の影響が大きい人が多く含まれていた可能性がある(MetALDに近い人がいる)。

あなたがどの分類に該当するか、調べましょう。


🧭 脂肪肝の分類をざっくり判断するための3つのポイント

以下の3つの観点で、自分がどこに近いかを考えると整理しやすいです。


代謝の問題 があるか

(例:肥満、糖尿病、脂質異常症、高血圧など)

  • ある → MASLD または MetALD の可能性
  • ない → ALD か、単純な脂肪肝である可能性

飲酒量 はどれくらいか

一般的な目安:

  • 少ない(男性20g/日未満、女性10g/日未満)
    → MASLD の可能性が高い
  • 中等度(男性20〜30g、女性10〜20g)
    → MASLD と MetALD の境界
  • 多い(男性30g以上、女性20g以上)
    → MetALD または ALD の可能性
  • 月1回以上のドカ飲み(女性4杯以上、男性5杯以上)
    → MetALD に近づく

飲酒と代謝のどちらが肝臓に影響していそうか

  • 代謝の問題が中心 → MASLD
  • 代謝+飲酒の両方が影響 → MetALD
  • 飲酒が主な原因 → ALD

🧪 自分でチェックする簡易フローチャート

  1. 代謝の問題(肥満・糖尿病など)はある?
    • はい → 2へ
    • いいえ → 3へ
  2. 飲酒量は中等度〜多い? またはドカ飲みがある?
    • はい → MetALD の可能性が高い
    • いいえ → MASLD の可能性が高い
  3. 飲酒量が多い?
    • はい → ALD の可能性がある
    • いいえ → 脂肪肝の原因は別の可能性(医師に相談)

🩺 大切なポイント

  • これはあくまで「傾向を知るための一般的な目安」です。
  • 実際の分類には、血液検査・超音波・FibroScan などの医療的評価が必須です。
  • 気になる場合は、早めに医療機関で相談することが大切です。

私の視点

毎日飲酒している人には、「休肝日を作りましょうね」と指導することは多いです。

さすがに毎日飲酒するよりは、飲まない日に肝臓の再生を促したほうがいいからです。

しかし、それだけでは不十分というのが、今回の内容から学べることです。

やはり、飲酒量が多いというそのものが、肝臓にとって大きなダメージになっているのですね。

「お酒は飲んでも飲まれるな」

これを徹底しないといけないようです。

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