訪問診療・
訪問看護・
訪問リハ

本来なら通院してお薬を処方してもらわなければならないところを、医師の方からお住まいに訪問して診察を行いお薬を処方します。定期的にお薬をもらっている方が対象になります。

訪問診療は必ずしもご自宅である必要はありません。保険の決まりで全てのお住まいに訪問できるわけではありませんが、老人ホームや高齢者住宅などにお住まいの方でも訪問できます。

ご注意いただきたいのは、訪問診療は往診とは異なるという点です。往診は具合が悪くなった時に医師にお住まいに来てもらい診察を行ってもらう医療行為になります。
ですので、ご連絡を頂かなければ往診を行うことはありません。

一方で、訪問診療は定期的に行う診療のことです。具合の良し悪しに関わらず、その時の状態を診るために訪問して診察を行い、状態に応じてお薬を検討し処方していきます。
定期的にお薬をもらわなければならないが通院が難しくなった、そんな方に受けていただきたい医療サービスです。

同じ訪問診療を受けている方でも、状態が安定している方もおられれば、癌患者のように状態が不安定な方もおられます。あるいは褥瘡や肺炎などのように、頻繁に病態の観察や治療処置を行った方がいい場合もあります。

訪問診療だけでは十分な医療サービスが届けられない時には訪問看護を行われるといいでしょう。
注射や点滴、口腔ケア、皮膚の処置など、様々な医療サービスを受けられるようになります。

※当医療法人に訪問看護ステーションはありませんが、同じグループ内の訪問看護ステーションをご紹介しています。

良創夢（らそうむ）訪問看護ステーション
電話：0948-43-3070
http://rasoumu.co.jp/rasoumu02.html

介護保険の上限があり介護サービスとの兼ね合いが難しいところですが、一般的には生活に必要な介護サービスを選ばれることが多いようです。確かに介護サービスは必要で欠かせないものかもしれませんが、残念ながら介護サービスでは本人の自立度の維持や改善は難しいと思われます。

一方、訪問リハを受ける余裕があるのであれば、それを選択することで自立度の維持や向上を目指すことができるようになります。

訪問リハは運動など身体を動かすことを中心としているので身体機能の改善を目指していると思われがちですが、実は身体を動かすことは認知機能の改善にも有用なのです。
身体を動かさなくなると認知機能はあっという間に衰えていきます。

事実、身体の機能が衰え車イスを使用するようになったり、ほとんど寝たきりになったりした時に、認知機能が衰え会話ができなくなったり、自分が誰か認知してもらえなかったりしたことは少なくありません。それほど身体機能と認知機能は密接な関係があるのです。

少しでも長く元気でいたい、元気でいてもらいたい、そう願う本人や家族の方は訪問リハを検討してくださいね。