お問い合わせ
肝臓外来(脂肪肝外来) 肝臓外来(脂肪肝外来)

肝臓外来
(脂肪肝外来)

他人事ではない肝機能障害
肝機能障害のある人がどのくらい
いるのかご存知ですか?

肝臓外来(脂肪肝外来)

人間ドックで肝機能異常を指摘されるのは、驚くことに20~25%、つまり4~5人に1人いることになります。ですので、あなたも健康診断で肝臓に異常を指摘されても珍しいことではありません。

ですが、肝臓は「沈黙の臓器」と言われるぐらい目立った症状がありません。
そのため受診することなく放置している人も少なくありません。

もし、肝臓が悪くて症状が出てきたとしたら、それはかなり重症な時になります。それから治療を行ったとしても十分な効果が期待できず、場合によっては死に至ります。

肝機能障害を指摘されたら、症状がなくても必ず定期的に肝臓の検査を受けるようにしましょう。

肝臓外来(脂肪肝外来)

診察スケジュール

診療
時間
日・祝
8:30 〜
12:30
×
13:30 〜
17:30
×××

△:要相談

< 来院についてのご注意事項 >
肝機能障害がわかっている場合は腹部超音波検査を行います。できれば食事を抜いて受診してくださいね。
水やお茶など糖質や脂質などを含まない飲み物は飲んでいただいても構いません。

肝臓外来(脂肪肝外来)

主な対象疾患

脂肪肝

肝機能障害を起こす肝疾患の中で最も多いのが脂肪肝です。過食や偏食、過度な飲酒など主に食生活が原因で
引き起こされる病気です。

遠い昔には脂肪肝は特に害がない病気と考えられてきました。
あるいは飲酒に伴う病気で、飲酒をしない人には無縁な病気とも考えられてきました。
ところが、その後の研究で飲酒をしない人でも脂肪肝になり、肥満や糖尿病と関連して起こってくることが明らかになってきました。
しかも、脂肪肝の一部には肝臓の病気が進行し、肝硬変あるいは肝がんといった生活の質を低下させ、命に関わる病態が引き起こされることがわかっています。
その他にも糖尿病、高血圧症、脂質異常症、動脈硬化など、メタボリック症候群と関連する疾患の進展にも関与しています。

脂肪肝は肝臓内に蓄積された過剰な脂肪ですので、体脂肪を減らすようにしていけば改善していきます。ですので、最新の正しいダイエット法を学ぶ必要があります。

「たかが脂肪肝」と侮ることなく、定期的な診療を受けるようにしましょう。

脂肪肝

アルコール性肝障害

飲酒による肝障害は古くから知られる有名な肝疾患です。
アルコールは肝臓のみならず、膵臓などにも炎症を
起こすことがわかっています。

またWHOはアルコールを発がん物質としても認定しています。
このようにいろいろな病気を引き起こすアルコールですが、治療方針は極めてシンプルで「飲酒をやめること」です。しかし、実際には困難を極めます。アルコールには依存性があるため、なかなか飲酒をやめられないからです。

まずは飲酒量を減らしてもらいながら肝機能の推移を観察していきます。
飲酒量が減らなかったり、飲酒量を減らしても十分な肝機能の回復が得られない場合も少なくありません。場合によっては専門機関への受診を検討してもらうことがあります。
アルコールへの依存のため古い疾患でも今なお続いている病気、
それがアルコール性肝障害なのです。

アルコール性肝障害

薬物性肝障害

肝臓は食べ物やお酒だけではなく、薬や毒などいろいろなものを代謝し、身体に必要なものを作り出し、不要なものを捨てるという工場のような臓器です。

そんな肝臓の処理能力を超えるほどの大量の材料が運び込まれたり、肝臓に負担がかかる成分などがあると肝機能障害が出現することがあります。一般的には薬物から肝機能障害が引き起こされることが多く、薬物性肝障害と呼ばれています。

しかし、薬物だけにはとどまりません。健康意識の高まりから、あなたも健康食品やサプリメントなどを摂取されているかもしれません。実は健康を高めるはずのこれらのもので肝機能障害が出現することがあります。

健康食品サプリメントは継続して摂取することになるため、適量を守っていたとしても知らず知らず肝臓への負担を増やしてしまいます。肝臓の処理能力には個人差があるため、適量であっても肝機能障害を起こすことがあるのです。健康食品やサプリメントを定期的に摂取される場合、定期的に肝機能検査を受けるといいでしょう。

薬物性肝障害
肝臓外来(脂肪肝外来)

よくあるご質問

  • 健康診断で肝臓の数値が高いと指摘を受けました。受診したほうが良いですか?

    肝機能障害の原因を精査する必要があります。できるだけ早めに受診しましょう。原因によりその後の治療方針等が決められます。

  • お酒はあまり飲まないのに肝臓がよくありません。なぜでしょうか。

    肝臓が悪くなる原因はアルコールだけではなく、いろいろなものがあります。特に多い肝疾患として過食や偏食で起こる脂肪肝があります。

  • 健康食品やサプリメントが肝臓に悪影響をおよぼすと聞きました。本当なのでしょうか。

    健康食品やサプリメントは継続して摂取することになるため、適量を守っていたとしても知らず知らず肝臓への負担を増やしてしまいます。
    肝臓の処理能力には個人差があるため、適量であっても肝機能障害を起こすことがあります。
    報告されたものとしてはダイエットに関する健康食品やサプリメントが多いようです。肝機能が心配な方は検査を受けるようにしましょう。

  • 脂肪肝の治療はどのようなものですか?

    脂肪肝に対する薬物は開発中の段階です。糖尿病や脂質異常症などに対する薬物が脂肪肝を改善することが報告されています。
    もしこのような病気を合併していたら同時に治療することができます。
    ただ何より効果があるのは原因となる過食や偏食など食生活を見直すことです。
    広く知れ渡っている「カロリー理論」によるダイエット法は、前提条件がそもそも誤っており長期では効果がありません。
    最新のダイエット法を身につけ、脂肪肝を治していきましょう。

肝臓外来(脂肪肝外来)

ワンポイントアドバイス

ワンポイントアドバイス

肝臓の働きは多種多様にあるため、肝機能が低下すると
糖尿病や脂質異常症などいろんな病気が出現してきます。

いろいろな病気を合併する前に肝機を正常に近づくよう治療していくことが重要です。

診療案内