ご飯を食べる、トイレで用を足す、着替える、お風呂に入るなど、これまで当たり前に行えていた行為が身体機能や認知機能の低下により行えなくなるのは珍しいことではありません。当たり前のことができない人が当たり前のようにいる、それが今の日本なのです。
当然、病院に行くことも難しくなってしまいます。
訪問の医療サービスは歩行障害や認知症などでご自身一人での通院が難しくなり、家族も忙しくてなかなか病院に連れて行けないなど、受診が難しくなった患者に行うサービスです。 超高齢化社会を迎えている日本において、とても重要で必須となっている医療サービスと考えられます。
訪問サービスは必ずしもご自宅である必要はありません。保険の決まりで全てのお住まいに訪問できるわけではありませんが、老人ホームや高齢者住宅などにお住まいの方でも訪問できます。
必要とされるサービス内容によって、訪問診療、訪問看護、訪問リハと分かれています。また保険の決まりで病気や身体の状態によって医療保険で行うもの、介護保険で行うものが分かれています。
保険診療上、いろいろ複雑で制限はありますが、もし歩行障害や認知症が出現して通院が難しくなった時にはご相談頂ければ幸いです。