予防接種といってもいろいろな種類があります。
薬物と同じようにメリット、デメリットはそれぞれ異なりますが、メリットがデメリットを遥かに上回る時に推奨されます。
その予防接種で得られるメリット、デメリットは実はワクチンの種類や対象となる人によって大きく異なります。
例えばインフルエンザワクチンは感染予防効果(感染しなくなる効果)はあまり高くありません。
一方で、重症化予防には効果的と考えられています。
ですので、高齢者や小児、基礎疾患をお持ちで感染症が重症化しやすい状態の人であれば積極的に接種することをお勧めしますが、必ずしも全員にお勧めするものだとは考えていません。
もし予防接種を検討されている方は、メリット、デメリットを考慮された上でどうするかを検討することが重要です。
そうすれば効果的な予防接種を行うことができると思われます。