重たいものを持った時に急に腰が痛くなって大変な思いをしたという人は少なくないでしょう。いわゆるぎっくり腰ですが、医学的には急性腰痛症の範疇になると思います。急性腰痛症の原因としてがんの転移や感染、骨折、内臓の病気など、重大な状態が隠れていることがあります。安易にぎっくり腰と断定するのはよくありませんが、ぎっくり腰とは一般的に元気な方に腰部の負担がかかることで発症することが多いと思います。その病態がどのようなものなのか、はっきりしていないのが現状です。
推察に過ぎませんが、腰を落とさずに重たいものを持ち上げたりすると腰部にはかなりの負荷がかかります。負荷が過ぎると日常的に使用している脊柱起立筋群だけではなく、あまり使わない筋肉も動員されます。しかし普段使わない筋肉は負荷に対する耐性がなく、過剰な筋収縮を起こします。この過剰な筋収縮があのひどい腰痛の原因と考えています。場合によっては筋損傷も起こしているかもしれません。
なぜそのような病態を推定するかというと、筋収縮を和らげる漢方薬がよく効いているからです。経験的には3日程度で症状が軽減する方が多いように思います。湿布や通常の痛み止めは効果が乏しく、なかなか直ぐに良くならないことが多いようです。ぎっくり腰の治療に漢方薬を検討してみませんか。プラセンタによる治療も選択肢になりますよ。
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