お問い合わせ
漢方・プラセンタ外来 漢方・プラセンタ外来

漢方・プラセンタ
外来

どんな医療も万能ではない。
本当に西洋医学だけでいいのだろうか?
それぞれの医療の長所を活かし短所を
補っていくかが治療効果を上げる鍵だ!

漢方・プラセンタ外来

病気の研究・解明が進み、毎年、様々な薬が出現しています。
今までどうにもならなかった病気が軽くなる、治る。
そのようなことが増えてきたことを実感します。
医学の発展に貢献している人を本当に尊敬します。

しかし、全ての病気がいわゆる西洋薬で軽くなっている、治っているわけでもありません。特に昔からある病気、体調不良に対しては、治療という面であまり医学的な発展が見られないように思います。

例えば冷え性はどうでしょう。
そもそも西洋医学には冷えが病気の原因、悪化因子になっているという概念に乏しいです。
冷え性そのものを病気として捉えていないという風潮もあります。
また致死的な病気でもなく、研究そのものがあまりされていない実情もあります。そんな色々な理由により、冷え性に対する西洋薬は存在しません。

一方で、漢方薬では寒熱の考えが治療に色濃く反映されています。
気温が下がったらどうなるか、クーラーに当たったらどうなるか、お風呂に入ったらどうなるか、そんな体温変化に対する症状の良し悪しが漢方薬選択の基準の一つになっています。

あるいは気象病はどうでしょうか?雨が降る前に頭痛がする、関節が痛いなど、身体の症状は気象にも影響を受けています。
気象病は正式な病名ではなく、慣用的に用いられている言葉です。西洋医学では気象と病気が関係しているというような概念がありません。
気象病も致死的な病気ではないというのが関係しているかもしれませんが、対応するような西洋薬はありません。

一方で、このような気象病、特に雨に関する身体的変化は水滞(水分調整異常)と考え、治療を行っていきます。
体質に依存しているところもあり治ることは少ないですが、症状が軽くなることはよく経験します。
いろいろ治療を行ってみると、昔からあるような病気、体調不良は西洋薬よりも漢方薬が得意とするところかもしれません。

漢方・プラセンタ外来

では、漢方治療が万能かというと、それもやはり違います。
どんな医療にも長所、短所が存在します。それぞれの医療の長所をどれだけ活かし、短所をどうのように補っていくかを考えなければなりません。
そう考えると、いかに多くの治療選択肢を持っているかが、有効な治療をする上で重要なことになってくるように思います。

当クリニックでは、これまでに西洋薬や漢方薬を用いたハイブリッドな治療を行ってきましたが、新たにプラセンタ治療を導入いたしました。多くの治療選択肢がある方が、長所を活かし、短所を補うことができるからです。

プラセンタは特に新しい治療ではありません。
70年以上も続いている歴史ある安全な治療法で、確かな効果を認めます。
しかし、プラセンタは美容に対する効果ばかりが浸透し、その多面的な効果についてはあまり知られていないように思います。実にもったいないです。

プラセンタは漢方の世界で“紫河車(しかしゃ)”と呼ばれ、古代中国での強壮・強精、あるいは不老長寿の薬として使われていたらしいのです。
漢方薬とプラセンタは相性抜群ということですね。
漢方薬やプラセンタが持つ独特の治療効果が合わされば、より多くの病気、体調不良に対応することができるはず、と考えています。

実際に漢方薬やプラセンタを用いて治療を行ってみると、西洋薬より効果があると感じる場面は少なくありません(下記を参照)。
あなたが困っている症状で、これまでに西洋医学で治療してもあまり効果を感じていない方は、漢方薬やプラセンタという選択肢を考えてみてくださいね。

プラセンタの効果についてはこちら

漢方・プラセンタ外来

診察スケジュール

診療
時間
日・祝
8:30 〜
12:30
×
13:30 〜
17:30
×××

△:要相談

< 来院についてのご注意事項 >
漢方外来では問診などに時間が掛かるため、通常の診察時間よりも長くなります。時間にゆとりを持って受診してくださいね。

漢方・プラセンタ外来

主な対象疾患

疲れ、だるさ

日本人の7割以上が疲れやだるさを感じているという調査結果があるほど、多くの人が疲れやだるさを自覚しています。国民病といってもいいぐらいです。

「歳のせい」と考える人が多いのですが、実際には若い人も少なくありません。
心臓や肺などの内臓機能の低下やホルモンバランス異常などによって起こっている場合もありますが、多くの場合、疲れやだるさを起こすような病気を指摘できないのが現状です。

疲れやだるさに影響を及ぼす要素はいろいろあります。
<生活習慣の乱れ>
・睡眠不足や不規則な睡眠
・栄養バランスの悪い食事や偏食
・過度のダイエット
・運動不足

<精神的要因>
・仕事や人間関係などによるストレス
・うつ病などの精神疾患

<身体的要因>
・過労や過度な運動による肉体疲労

日常生活を見直すことが大事なのは間違いありませんが、なかなか上手くいかない場合は漢方薬やプラセンタによる治療を検討してもよいかと思います。

出張での会議が眠くない!疲れがこんなに違うんだ!院長のプラセンタ使用実感レポート

疲れ、だるさ

機能性胃腸症

胃の痛み、胃もたれや吐き気、胸焼け、便秘や下痢、腹痛など、つらい症状が慢性的に続いているのに、詳しい検査を行っても特に異常はないと言われた経験はありませんか?

一般的に、潰瘍やがんなど明らかな病気があり、何らかの症状が出ている場合は器質的疾患といいます。逆に明らかな病気がない場合は機能的疾患という分類をすることがあります。
上記のように消化器症状(胃腸症状)があるのに検査で特に異常が認められない場合は、まさに機能的疾患であり、それにより消化器症状(胃腸症状)が出ていることから、機能性胃腸症と呼ばれる疾患になります。

機能性胃腸症は部位によって分類されます。
・機能性ディスペプシア(FD)
胃の痛み、胃もたれや吐き気など、胃を中心とした症状
・過敏性腸症候群(便秘型、下痢型、混合型)
便秘や下痢、腹痛など、腸を中心とした症状

これらに対する西洋薬が開発され、治療が行われています。一定以上の効果が出ていますが、それでも十分な効果が得られていない患者もいます。
そんな人達に漢方薬で治療をすると、症状が軽くなったり治ったりすることを経験しています。
あくまで検査で異常がないということが前提ですが、胃の痛み、胃もたれや吐き気、胸焼け、便秘や下痢、腹痛などの症状でお悩みのあなたには漢方治療をお勧めします。

院長の腹痛が知らず知らずのうちに治ってしまっていた漢方薬の話はこちら

機能性胃腸症

冷え性(冷え症)、クーラー病

手足がとても冷えると感じる冷え性ですが、若い女性、年配の男性に比較的多いようです。

実際に手足が冷たい方もいますが、それほど冷たくなくても冷えていると感じる場合もあります。冷えが強くなるとお腹や腰まわりも冷えるため、腹痛や腰痛を感じる人もいます。しかし、なぜ冷え性になるのかはっきりとした原因はわかっていません。

一般的に冷え性の方では手足が冷えている他に皮膚が蒼白で、やや水っぽい感じになっていることが多いようです。体を温める生薬、血流を改善する生薬、水分調整を行う生薬が入ったような漢方薬を使って治療しています。ポカポカするまでにはならなくても、「例年よりいいよ」「以前より体温が上がってきた」という方は多いですね。プラセンタによる治療も選択肢になります。

気温が下がる冬場に悪くなる人だけではなく、クーラーで冷えて困るという方もご相談くださいね。

冷え性(冷え症)、クーラー病

めまい、ふらつき

高齢者になると、朝起きる時、椅子から立ち上がる時、振り向きざまなどにめまいやふらつきを感じる方が多いです。

この症状には心機能や脳疾患、血圧や降圧剤内服などいろいろな原因が関与しますが、比較的多くの方が頭位めまい症という、耳にある三半規管という体の傾きを感じるところに問題がある人が多いように思います。

この頭位めまい症は耳石が剥がれ落ちて、半規管へ入り込むことによって三半規管内のリンパ液の流れが悪くなり起きると考えられています。年をとると耳石は剥がれ落ちやすくなるため、めまいやふらつきが高齢者で多くなります。

急性期の治療として炭酸水素ナトリウムの注射は効果があり、症状が軽減します。その後の維持療法として漢方薬を内服するとめまいやふらつきの頻度が減少します。西洋薬の内服もありますが、漢方薬と併用あるいは漢方薬単独の方が効果はあるように感じています。めまいやふらつきの症状がひどい方は漢方薬を検討してみてくださいね。プラセンタによる治療も選択肢になりますよ。

めまい、ふらつき

慢性副鼻腔炎(蓄膿症)

耳鼻咽喉科で治療してくださいといえばそれまでですが、慢性副鼻腔炎をしっかり治そうと思えば耳鼻咽喉科でこまめに処置を行ってもらう必要があります。

しかし、お仕事などがあり頻繁には受診できないという人が多いのではないでしょうか。また耳鼻咽喉科での処置が苦手という人もいるでしょう(一番効果があると思いますが)。
しっかり治したとしても再発することもあります。西洋薬を内服しながら治療している人もいると思いますが、十分な効果が得られないという人も多いようです。

そこで漢方薬の追加です。西洋薬は継続しながら漢方薬を追加することによって、症状がかなり軽快することが多いです。鼻詰まりを軽減する生薬、膿を出す生薬、炎症を抑える生薬が入ったような漢方薬を使って治療しています。

また漢方薬には副鼻腔炎になりやすい体質を改善するものもあります。長期の治療は必要になりますが、治療を続けることでだんだんと副鼻腔炎になる頻度が減ってきます。
耳鼻咽喉科に通えない、あるいはなかなか治らないという方はご相談くださいね。

慢性副鼻腔炎(蓄膿症)

急性腰痛症(ぎっくり腰)

重たいものを持った時に急に腰が痛くなって大変な思いをしたという人は少なくないでしょう。いわゆるぎっくり腰ですが、医学的には急性腰痛症の範疇になると思います。

急性腰痛症の原因としてがんの転移や感染、骨折、内臓の病気など、重大な状態が隠れていることがあります。安易にぎっくり腰と断定するのはよくありませんが、ぎっくり腰とは一般的に元気な方に腰部の負担がかかることで発症することが多いと思います。その病態がどのようなものなのか、はっきりしていないのが現状です。

推察に過ぎませんが、腰を落とさずに重たいものを持ち上げたりすると腰部にはかなりの負荷がかかります。負荷が過ぎると日常的に使用している脊柱起立筋群だけではなく、あまり使わない筋肉も動員されます。しかし普段使わない筋肉は負荷に対する耐性がなく、過剰な筋収縮を起こします。この過剰な筋収縮があのひどい腰痛の原因と考えています。場合によっては筋損傷も起こしているかもしれません。

なぜそのような病態を推定するかというと、筋収縮を和らげる漢方薬がよく効いているからです。経験的には3日程度で症状が軽減する方が多いように思います。湿布や通常の痛み止めは効果が乏しく、なかなか直ぐに良くならないことが多いようです。ぎっくり腰の治療に漢方薬を検討してみませんか。プラセンタによる治療も選択肢になりますよ。

私だけじゃない!周りの人も含め、ぎっくり腰が治った漢方薬の話はこちら

急性腰痛症(ぎっくり腰)
漢方・プラセンタ外来

よくあるご質問

  • 漢方薬は副作用がないのでしょうか?

    漢方薬にも副作用はあります。
    副作用が起こっていないか定期的に検査を受けるほうが良いでしょう。

  • 病院の薬はなかなか効かないので漢方薬を試してみたいです。

    漢方薬は万能薬ではありませんので、必ずしも治るあるいは軽くなるとは限りません。
    しかし、西洋薬とは違う治療効果を発揮しますので、今までなかなか治らなかった症状が直ぐに治ったというケースは実際にあります。
    一度、漢方薬を試してみてくださいね。

  • 漢方薬は保険適用となりますか?

    保険診療内で対応しています。

  • プラセンタには副作用がないのでしょうか?

    プラセンタにも副作用はあります。ただ副作用の頻度は低く、あまり問題となるような副作用はありません。
    特殊な感染症の可能性が指摘されていますが、実際の報告例はありません。

  • プラセンタにはどのような効果がありますか?

    一般的に美容効果が知られていますが、プラセンタの効果は様々で、多面的な効果を示します。
    詳しい効果についてはブログを参照してくださいね。

  • プラセンタ注射は保険適用となりますか?

    更年期障害や肝機能障害で保険適応となることがありますが、適応となる条件がかなり制限されています。

漢方・プラセンタ外来

ワンポイントアドバイス

ワンポイントアドバイス

漢方薬はゆっくり効いてくると思っている方が多いようですが、実は即効性が期待できることもあります。

慢性的な疾患はどうしても時間がかかりますが、急性期の治療、あるいは生薬の少ない漢方薬では即効性が期待できます。
病態によっては症状が出現した時だけ内服しても効果がありますよ。

漢方薬を十分に効かせるためには食生活も大事になります。
食生活の見直しも含めて漢方治療なんだと思っていただけると効果が上がりますよ。

診療案内

採用情報 採用情報