お問い合わせ
骨粗鬆症を甘く見るな!治すのがしんどい骨粗鬆症は、まず予防と検査を。 骨粗鬆症を甘く見るな!治すのがしんどい骨粗鬆症は、まず予防と検査を。

お知らせ・
ブログ

お知らせ・ブログ一覧

診療ブログ運動器ドック

骨粗鬆症を甘く見るな!治すのがしんどい骨粗鬆症は、まず予防と検査を。

骨粗鬆症を甘く見るな!治すのがしんどい骨粗鬆症は、まず予防と検査を。

骨粗鬆症って知ってますか?

恐らく骨粗鬆症という病名は、一般的に認知されていると思います。

では、あなたは骨粗鬆症ですか?と言っても、それに答えることができる人はわずかです。

それに答えられる人は、すでに骨折を起こしている人がほとんどでしょう。

骨粗鬆症に伴う骨折は、若い頃に起こした骨折とは全然意味合いが違います。

命や生活の質に直結する、重症なものなのです。

まずは骨粗鬆症について、もっと知っておきましょう。

骨粗鬆症の現状

日本の骨粗鬆症患者数は、推定で約1,590万人(男性410万人、女性1,180万人)とされています。

しかし、治療を受けている患者数はその一部に過ぎず、約138万7千人(男性7万8千人、女性130万9千人)と推定されています。

ということは、治療を受けている患者数は1割にも満たないということです。

では、なぜ治療を受けていないのか。

それは骨粗鬆症検診の受診率の低さです。

全国平均で5%程度らしく、これでは治療につながるはずもありません。

骨粗鬆症だけでは特に症状がないため、検診を受けなかれば見つかりようもありません。

しかし、骨粗鬆症は圧迫骨折など脆弱性骨折を起こしやすくなります。

そのような状態になると、場合によってはがん患者と同じぐらいの予後になってしまいます。

詳細はこちら。

骨がもろくて骨折したって!?それ、がんの宣告を受けたようなものですよ!!

しかも、骨粗鬆症と診断し治療を開始しても、なかなか骨粗鬆症の状態から離脱するのが難しいのです。

治療を行っても、骨塩(骨の量)は増えていくものの、本当に少しずつなのです。

ですので、日頃から骨粗鬆症の予防を行うとともに、自分の骨塩がどのくらいの程度なのか、知っておくことは重要です。

骨粗鬆症の予防

当たり前のことを言うようですが、やっぱり最も重要なのは「食事」と「運動」です。

骨粗鬆症に限らず、これさえしっかりしていれば、多くの病気にならないはずです。

そろそろ、真面目に取り組んでみてはどうでしょうか。

骨粗鬆症について、重要なポイントをまとめられたものを引用しますね。

出典はこちら

カルシウムは、骨や歯の構造を形成し、安定した骨密度を維持し、骨粗しょう症を予防し、体の他の重要な機能に関与する必須ミネラルです。

カルシウムの天然源は、牛乳、乳製品(チーズ、ヨーグルト)、エビ、カニ、魚、アマランサス、マラバルほうれん草、セロリなどの緑の野菜などの食品に含まれています。

マグネシウムとリンは、骨の成長と強固な構造の維持を助ける重要なミネラルです。この2つの物質はほとんどの食品に含まれており、豆類、穀物、牛乳、卵、牛肉、鶏肉などに豊富に含まれています。リンは、豆類、種子類、穀物、牛乳、卵、肉類などに豊富に含まれています。

ビタミンDは、消化管からのカルシウムとリンの吸収を促進し、腎臓からの排泄を抑制します。ビタミンDは主に日光から体内で合成されますが、牛乳、卵黄、タラ肝油などの食品から補給することができます。

ビタミンKはカルシウムを骨に結合させ、血液凝固に関与します。ビタミンKを豊富に含む食品は、主にほうれん草、チンゲン菜、ケール、ブロッコリーなどの濃い緑色の葉野菜です。また、卵、肉、大豆油、ひまわり油、グレープシード油などの油にもビタミンKが含まれています。

タンパク質:筋肉の構築、骨格の保護、高齢者の筋力低下による骨折の軽減に役立つ必須成分です。タンパク質は肉、魚、卵、牛乳、豆類などに豊富に含まれています。

さらに、塩辛い食べ物、喫煙、運動不足といった習慣もやめましょう。これらの習慣は、時間の経過とともに骨密度を徐々に低下させていきます。

塩辛い食べ物を摂取すると、尿を通してカルシウムが排出され、骨に蓄えられるカルシウムの量が減ります。世界保健機関(WHO)は、1人あたりの塩分摂取量を1日5g未満に抑えることを推奨しています。しかし、ベトナムでは1人あたり1日8.4gと、依然として高い数値となっています。

喫煙はカルシウムの吸収に影響を与え、骨形成細胞の活動を阻害し、骨密度を低下させ、骨粗しょう症のリスクを高めます。

運動不足は筋肉と骨密度を弱め、筋肉量を減らし、高齢者の骨粗しょう症や転倒のリスクを高めます。骨密度を高め、骨粗しょう症のリスクを減らすために、健康状態に応じて、中程度の強度で少なくとも 1 日 30 分、週 5 日定期的に運動することを推奨しています。

骨粗鬆症の検査

各市町村で骨粗鬆症検診が行われていると思います。

まずはそれを受けましょう。

個人的には、少なくとも年齢の節目(1桁目が0か5になる年齢)は受けると決めていてはどうでしょうか。

ただし市町村で行う骨粗鬆症検診は、簡易的な検査であることがあります。

きちんとした検査は、やはり医療機関に掛かる必要があります。

内科で行う骨粗鬆症検査・治療の、とてつもなく大きなメリット

我々、らそうむ内科 笑顔で百歳 クリニックは、介護人口を半減させることを目指して医療サービスを展開していこうとしています。

骨粗鬆症で引き起こされる椎体骨折や大腿骨近位部骨折は、まさに介護が必要となる病気です。

これを防ぐことは、我々のやるべきことの一つと考えています。

当クリニックは、内科では珍しく骨粗鬆症の本格的な検査、治療ができるクリニックです。

もちろん骨粗鬆症以外の内科的な疾患も治療できます(もちろん全ての病気ではありませんよ)。

骨粗鬆症は健康状態が悪化した一つのサインに過ぎないと考えると、全身的な健康チェックが必要になると思います。

整形外科ではなく内科で骨粗鬆症検査・治療を行うことは、全身的な健康チェックができることがとてつもなく大きなメリットになってきます。

もし、当クリニックを受診されるなら、事前に電話で予約していただけると幸いです(予約優先制)。

電話:0948-43-3151

ぜひ、骨粗鬆症も全身的な健康チェックもできる当クリニックを受診して、あなたの「笑顔で百歳」を目指してくださいね。