コラム健康づくり
肥満の原因の一つである睡眠は、換気で改善できそう。
睡眠は身体の働きにとって、本当に大事なものです。
睡眠不足には、次のような影響があります。
- 脳や体の疲れが解消されず、疲労感が増幅する
- 集中力や注意力が低下し、ケアレスミスが増える
- 日中の眠気や頭痛、吐き気などの体調不良を引き起こす
- 免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなる
- 生活習慣病や循環器疾患、うつ病、認知症などのリスクが高まる
- 歯周病などの歯の健康に悪影響を及ぼす
本当に悪影響ばかりです。
そして睡眠と肥満には深い関係があることを教えました。
もし手軽な方法で睡眠の質が改善するとしたら、試してみたいと思いませんか?
今回は換気をすることで、睡眠の質が改善するという研究結果を紹介します。
原文はこちら。
研究結果のまとめ
実験の概要
- 4週間の介入実験を、換気システムのある29の寝室で行いました。
- 1週間目は何もせず、その後3週間は、参加者が低、中、高の3種類の換気量で1週間ずつ睡眠をとるという形で行いました。
- 換気量の変化は、参加者に知らせずにこっそり行っています。
- 寝室の環境は常に監視し、睡眠の質は腕につけたトラッカーで測定しました。
- 夜と朝の両方で、認知機能のテストを実施しました。
実験の結果
- CO2濃度がはっきりと異なる12の寝室では、換気量が低いと深い睡眠が減り、浅い睡眠や覚醒が増えるという結果が出ました。
- 高い換気量と低い換気量を比較した23の寝室では、低い換気量では深い睡眠時間が有意に短くなることが分かりました。
- しかし、どの条件下でも認知機能に差は見られませんでした。
- 換気量が低いと、CO2濃度と相対湿度が上昇しましたが、室温は変わりませんでした。
考察
- 今後、より多くの人を対象に、寝室の環境、特に換気をより細かくコントロールした研究を行う必要があります。
- この実験結果は、実際の寝室で行われたものであり、これまでの研究で得られていた「換気を増やすと睡眠の質が向上する」という結果を裏付けています。
私の視点
睡眠の質を改善するために、薬に頼る患者は少なくありません。
しかし、薬には少なからず副作用というものがつきまといます。
副作用の一つとして、睡眠に関する一部の薬には体重が増える作用があります。
肥満を改善するために睡眠を改善しようと思っているのであれば、これは意味がないことになりますね。
できれば、身体に負担がない形で睡眠の質を改善したいものです。
換気で睡眠の質が改善するのであれば、身体には負担がない、優れた方法だと思います。
問題はどのように換気をするか、空調をどうするか、ということです。
換気扇など、換気システムがあるところで眠れるのが一番ですね。
窓を開けるなど簡単な方法はありますが、防犯上は気になるところです。
扉を開けて、サーキュレーターで換気する方が安全そうです。
また換気をすると、どうしても空調に無駄が出てしまいます。
そこは睡眠のため目をつむるところでしょうか。
個人的な意見としては、睡眠はいい投資の対象だと思っています。
睡眠を改善させることは、肥満の改善を含め身体のパフォーマンスを上げます。
その結果、恐らく多くのメリットを得られるはずです。
一番簡単で効果的なのは、早く寝ることなのは言うまでもないです。
遅くまでTVやゲーム、スマホと関わるのは止めましょうね。
そもそもブルーライトも、睡眠には悪い影響を与えますよ。
肥満に悩む方は、睡眠改善も一緒に考えていくと効果的だと思います。
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