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病気のリスクを下げるためには、どのくらい減量したらいいの?
タイトルの通りですが、これまでどのくらい体重を減らしたら病気になりにくくなるのか、そのはっきりした答えがありませんでした。
少なくともこれぐらい痩せればいいという目標があるだけで、ダイエットのモチベーションが変わってくると思います。
今回は、ダイエットの目標について京都医療センターのチームの報告をまとめた京都新聞の記事を紹介します。
※元ネタはこちら。
まとめると以下のようになります。
肥満の方が心臓病や脳卒中の発症リスクを下げるためには、元の体重の7.5%以上のダイエットを長期的に維持することが必要です。
- 調査対象:10医療機関の糖尿病・肥満外来に通院する肥満患者576人
- 期間:5年間
- 成功率:5年間継続してダイエットに取り組んだ患者は266人(全体の約46%)
- 有効な減量率:
- 減量開始1年後:5%以上
- 5年後:7.5%以上
- 結論:長期的な減量と体重維持が、心血管疾患の発症リスクを低下させることが示されました。
ポイント
- リバウンドを防ぐことが重要です。
- 運動と食事による減量を継続することが鍵です。
- 医療機関での減量指導が有効です。
今後の課題
- リバウンド防止策の強化を進めてまいります。
- 長期的な減量と体重維持をサポートする体制の整備を進めてまいります。
- 心血管疾患の発症予防に向けた減量指導と治療の推進を進めてまいります。
なかなか大変そうな目標ですね。
1年で5%となると、体重が80 kgの場合、1年間で4 kgの減量が必要となります。
頑張れば、恐らくこの目標はクリアできるのではないかと思います。
しかし、5年以上で7.5%の方がクリアしにくいのではないかと思います。
同じく体重が80 kgの場合、5年間で6 kgとなります。
一見、こちらの方が目標が低そうに思われるかもしれません。
しかし、あなたはダイエットでリバウンドを経験したことがあるのではないでしょうか?
痩せることも大変ですが、正しい方法でダイエットしないと、維持するのは極めて難しいのです。
何度もお話していますが、カロリー制限ダイエットでは減量を維持できません。
1年目の目標はクリアできるかもしれませんが、その後はリバウンドしてきますので、
5年目の目標はクリアできません。
というか、ダイエットそのものの効果がなくなっているはずです。
正しいダイエット方法を学ばないといけません。
肥満学会では2年以上効果が持続した方法を有効なものと定義しています。
もしダイエット方法を選ぶとしたら、
2年以上効果が持続するものを選ぶ必要があります。
では、どのような方法を用いれば間違いなく、正しく体脂肪を減らすことができるのでしょうか?
残念ながらその答えはありません。
確立された方法がまだないからこそ、
いまだに効果がないカロリー理論が駆逐されないわけです。
ただ2年以上に渡り、除脂肪効果が維持できた方法はあります。
それは私が実践している除脂肪方法です。
※こちらを参照してね。
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お腹周りの脂肪が気になるあなたには、
ぜひ、私の除脂肪方法を学んで欲しいと思っています。
残念ながら外来受診して頂いてもその方法を教えることができません。
なぜなら、この方法を教えようと思えば1時間以上の時間が必要だからです。
とても外来で対応できるものではありません。
言い換えれば、肥満になるメカニズムや除脂肪方法は
とても複雑なもの、ということです。
カロリー理論のように単純明快な理論ではないのです。
だからカロリー理論は効果がないのです。
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