コラムダイエットメタボ・糖尿病健康づくり肝臓(脂肪肝)診療ブログ
寝る子は(横に)育つは間違いだった!睡眠と肥満の関係性
先日、「プライマリーケア医のための睡眠フォーラム」という、睡眠の講習会に参加してきました。
睡眠って、本当に重要ですよ!
睡眠について勉強すればするほど、睡眠の重要性が日に日に大きくなります。
なかなか睡眠時間の確保が難しいとはいえ、以前よりは睡眠時間が長くなってきました。
体調がよくなっている一つの要因だと思っています。
ところで、「寝る子は育つ」という言葉があるように、睡眠は子どもの成長には欠かせない要素です。
では、大人の場合はどうなのでしょうか?
大人が寝ると、横に育つ(肥満になる)のでしょうか?
睡眠不足は肥満の重要な原因の一つであり、その影響は非常に大きいです。
寝不足になると太る原因
1. 食欲調節ホルモンのバランス
睡眠不足になると、食欲を抑制するレプチンというホルモンが減少し、逆に食欲を増進させるグレリンというホルモンが増加します。
つまり食欲が亢進するということです。
そのため、睡眠不足の人は食べ過ぎてしまう可能性が高くなります。
2. エネルギー代謝の低下
睡眠不足になると、交感神経の働きが弱まり、代謝が低下します。
代謝が低下すると、同じ量の食事を摂っていても、消費エネルギーが減ってしまい、太りやすくなります。
3. 運動意欲の低下
睡眠不足になると、疲労感が溜まり、運動意欲が低下します。
運動不足は、消費エネルギーを減らすだけでなく、筋肉量を減少させてしまうため、基礎代謝も低下し、さらに太りやすくなってしまいます。
睡眠不足と肥満の研究結果が示すもの
4. 睡眠不足と肥満の関係を示す研究
睡眠時間と体重の関係を調査した研究では、平均睡眠時間が7〜9時間の人と比べて、6時間の人で23%、5時間の人で50%に肥満傾向がみられたという報告があります。
逆に寝すぎもよくないでご注意を。
やるべきことは?
5. 睡眠不足の影響を減らすためには
睡眠不足の影響を減らすためには、まずは十分な睡眠時間を確保することが大切です。
成人の場合、理想的な睡眠時間は7〜9時間と言われています。
また、睡眠の質を高めることも重要です。
寝る前のスマホやパソコンの使用は控え、寝室の環境を整えるなど、質の高い睡眠を心がけましょう。
私の場合、睡眠アプリを使って、睡眠の時間と質を管理していますよ。
6. まとめ
睡眠不足は肥満の重要な原因の一つであり、その影響は非常に大きいです。
十分な睡眠時間を確保し、質の高い睡眠を心がけることで、肥満を解消することが可能です。
参考資料
- 休養と生活習慣「睡眠不足は肥満の大敵」: https://www.sonykenpo.or.jp/member/health/rest/rest02.html
- 睡眠不足で太りやすくなる?その理由と改善方法とは: https://www.suntory-kenko.com/column2/article/4952/
- 肥満症 | 肥満と健康的な睡眠の関係: https://pro.novonordisk.co.jp/obesity/relation-between-obesity-and-healthy-sleep.html
LINEで情報発信しています!
LINE友だちに追加してくれた人限定で、ダイエットに関する情報を発信しています。
友だち追加してもらえると
- 特典映像:どこにも公開していないセミナー映像ダイジェスト版(18分程度)
- 友だち限定のとっておき健康情報
2つの友だち限定情報が見られます。
またクリニックで配布している
- 体脂肪除去のための指南書(PDF)
も配布しています。
得た知識は出し惜しみなく、自信を持ってお届けすることを保証します!
ぜひ、LINE友だちに追加してくださいね!
※ヒューメッド 笑顔で百歳 健康づくり塾というアカウント名です。