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新型コロナウイルス流行をなくすための条件とは?:集団免疫とワクチン接種の意義

新型コロナウイルスによる感染者、死者の数がなかなか減少しませんね。
私の周りでも新型コロナウイルス感染者と接触している人が増えており、感染者の増加を実感します。
いい加減、この新型コロナウイルス流行が落ち着かないかと願うばかりです。
さて、この新型コロナウイルス流行が落ち着くにはどうなればいいのか。
その一つに集団免疫を獲得することが挙げられます。
集団免疫とは、人口の一定以上の割合が免疫を持つと、他の人への感染が減って流行しなくなる状態を指します。
どのくらいの人が免疫を持てば新型コロナウイルス流行が落ち着くのでしょうか。
イスラエルのワクチン接種率を参考にしてみましょう。
イスラエルではワクチン接種率が50%を超えた辺りから新型コロナウイルス感染者が急速に減っています。
これをみると、
集団免疫には人口の半分ぐらいが新型コロナウイルスに対する免疫を獲得する必要がある
と考えれれます。
さて、ここで日本でワクチン接種を行わずに集団免疫を獲得することを考えてみましょう。
実際にスウェーデンなどではこのような対策がとられています。
日本の現在の人口は約1億2千万人です。
集団免疫を獲得するには6千万人の人が新型コロナウイルスに感染する必要があります。
新型コロナウイルス感染者の1.7%が死亡しますので、約100万人が死亡する計算になります。
まとめると、新型コロナウイルスに対するワクチン接種を行わない場合、
約100万人の死者という犠牲を払わなければ、集団免疫が獲得できない
ということになります。
ワクチン接種とは、この犠牲を減らし集団免疫を獲得するための行動とも言えます。
ワクチンには副反応があり、死者が出ているのも事実です。
ただ、あなたが犠牲の100万人の中に入らないという保証はありません。
あなたはどちらのリスクを取りますか?
ワクチンを接種するメリット、デメリットをじっくり考えることが必要と思います。
こちらも参考にして下さいね。
予防接種の有無による死亡率の違い
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新型コロナウイルスワクチン接種を「嫌だ」「うちたくない」「迷っている」というあなた。客観的データが示す予防接種の有無による死亡率の違い
※2021年8月10日追記
デルタ株の流行で状況が変わってきました。
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