コラムメタボ・糖尿病健康づくり栄養
おやつで糖尿病予防?それ、ダークチョコなら叶います。
糖尿病になりやすい人の習慣には”間食”があります。
ついつい食べてしまう間食が、血糖値を急激に上げ、その繰り返しが糖尿病発症につながっていきます。
しかし、それでもやめられない間食・・どうにかならないものか、と考える人もいるでしょう。
そこで、ダークチョコレートの登場です。
これまでに、ダークチョコレートは脂肪肝を改善する効果を紹介してきました。
脂肪肝と糖尿病はお互いに合併しやすい疾患なので、ダークチョコレートで糖尿病が予防できるなら一石二鳥という感じです。
今回は糖尿病予防に関するダークチョコレートの効果を、ミルクチョコレートと比較したデータを紹介します。
原文はこちら。
Chocolate intake and risk of type 2 diabetes: prospective cohort studies
研究結果のまとめ
ダークチョコレートの摂取頻度が高いほど、2型糖尿病発症リスクが低い
研究背景
- 米ハーバード大学(超絶名門!)T. H.チャン公衆衛生大学院のBinkai Liu氏らの研究
- チョコレート摂取と2型糖尿病の関連は、これまでの研究で結果が一貫していない。
- ミルクチョコレートとダークチョコレートの違いに注目した研究は少ない。
研究背景と目的
チョコレートの種類別に摂取頻度と2型糖尿病発症リスクとの関連を調べる。
方法
- 追跡期間:482万9,175人年
- 発症者数:18,862人が新規に2型糖尿病を発症
- 比較基準:チョコレート摂取頻度(月1回未満を基準)
- 交絡因子:年齢、人種、生活習慣、家族歴、食事内容、ホルモン療法などを調整
主な結果
- 全チョコレート:週5回以上摂取でリスク低下(aHR 0.90)が見られたが、傾向性は非有意(P=0.07)。
- ミルクチョコレート:摂取頻度とリスクに関連なし(P=0.75)。
- ダークチョコレート:
- 週5回以上摂取でリスクが有意に低下(aHR 0.79、95%CI 0.66–0.95)。
- 摂取頻度が高いほどリスクが低下(傾向性P=0.006)。
- 摂取頻度が週1回増えるごとに2型糖尿病リスクが3%低下。
その他の結果
- サブグループ解析: 年齢、性別、BMIなどの要因は、ダークチョコレートとリスクの関連に影響なし。
- 食生活の影響: 健康的食事指標(AHEI)のスコアが高い群(食生活が良い人)でのみ、ダークチョコレート摂取によるリスク低減の有意な関連が維持(→普段の食生活が、ダークチョコレートの効果に影響を与える可能性)。
結論
ミルクチョコレートではなく、ダークチョコレートを選ぶことで健康的な効果が期待できる。
私の視点
ダイエットや脂肪肝、糖尿病となると、どちらかと言えば「食事は控えなくてはいけない」となりがち。
それはあながち間違いではないのですが、それがストレス要因になるのも事実です。
もちろん、食べ過ぎは健康に悪影響がありますので控える必要はありますが、それと同時に食べる量が増やせる方がモチベーションは高く維持できますね。
ダークチョコレートとは言え、比較的、美味しく食べられるもので効果があるというのは、あなたも取り入れやすい習慣ではないでしょうか。
前回、コーヒーの健康効果を紹介しました。
コーヒーでメタボ改善!?コーヒーがメタボリック症候群の発症と重症化を予防する可能性
コーヒーとダークチョコレートがあれば無敵!
でも、最近はコーヒーもチョコレートも値上がりしているのが残念です・・
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