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にんにくは生活習慣病の救世主になるかも。 にんにくは生活習慣病の救世主になるかも。

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にんにくは生活習慣病の救世主になるかも。

にんにくは生活習慣病の救世主になるかも。

にんにくは、元気が出る、滋養強壮作用があるのは、あなたもご存知の通りです。

その結果、免疫力も高まります。

実際に、インフルエンザや風邪、胃腸炎などに効果があることが研究で示されています。

これらの効果は、にんにくに含まれている「アリシン」という物質に主な働きがあるのではないかと考えられています。。

にんにく独特の匂いを放っている、あの成分です。

アリシンはにんにく以外にも、ねぎや玉ねぎなどにも多く含まれています。

さて、そんなにんにくですが、今回は糖代謝や脂質代謝にいい影響があるかもしれないという論文を紹介します。

生活習慣病で治療中の人は必見ですよ!

原文はこちら。

The effect of garlic on lipid profile and glucose parameters in diabetic patients: A systematic review and meta-analysis

研究結果のまとめ


🧄研究概要の要約

🔍目的

  • ニンニクの糖尿病患者に対する脂質プロファイルおよび血糖値への影響を調べた研究は多数あるが、結果が一致していない。
  • 本研究では、系統的レビューとメタ分析を用いて、ニンニクが血中脂質および血糖値に与える影響を明らかにすることを目的とした。

📚方法

  • 対象期間:1988年~2016年に発表された文献を対象。
  • 検索対象データベース:MagIran、Irandoc、Medlib、Iran Medex、Science Direct、Scopus、Google、PubMed。
  • 独立した2名の研究者がキーワードを用いて文献検索を実施。
  • 分析ソフト:STATAを使用。

📊結果

  • 検索された文献数:23,000件 → 条件に合致した33件を分析対象に選定。
  • 総被験者数:1,273人(1研究あたり平均39人)。
  • ニンニクはプラセボよりも以下の項目で有意な改善効果を示した:
    • 中性脂肪(TG):−12.44mg/dl
    • 総コレステロール(TC):−16.87mg/dl
    • LDL(悪玉コレステロール):−9.65mg/dl
    • HDL(善玉コレステロール):+3.19mg/dl
    • 空腹時血糖(FBS):−10.90mg/dl
    • HbA1c(糖化ヘモグロビン):−0.60mg/dl
  • すべての指標において統計的に有意(P=0.001)。

🏁結論

  • ニンニクは脂質プロファイルおよび血糖指標を改善する効果があり、心血管疾患や糖尿病患者に対して治療的に有効である可能性がある。

私の視点

にんにくにはいろんな健康効果がありますね。

健康管理のために取り入れるべき食材と言えます。

特に糖尿病とかコレステロールや中性脂肪が高いような、あるいは治療をしているような人は食べるべきですね。

ただ問題は、あの独特の匂いです。

匂いのもとであるアリシンに健康効果がありそうですから、それを取り除くと効果が弱くなりそうですし・・

仕事などを考えると、食べるタイミングが難しい・・

匂いが気にならない、上手な食べ方があったら教えてくださいね。