コラム健康づくり栄養頭痛
頭痛持ちには嫌な梅雨時期。コーヒーで片頭痛発作が軽減するかも。

コーヒーはこれまでに何かと健康効果を示すことが示されています。
以前にも、メタボリック症候群の発症と重症化を予防する可能性について紹介しました。
コーヒーでメタボ改善!?コーヒーがメタボリック症候群の発症と重症化を予防する可能性
コーヒーって、本当に素敵ですね!
個人的には
コーヒーが究極の健康食品だ!
と思っています。
コーヒー中毒だから、私の健康は保たれていると信じたい。
さて、梅雨時期になると片頭痛持ちの人の頭痛が増えます。
頭痛治療で受診されている人は、最近、頭痛が悪化している人が多いです。
頭痛持ちには嫌な季節なんでしょうね~。
私は頭痛持ちではありませんが、少しでも頭痛発作が軽くなればと思っています。
そこで、今回はコーヒーと片頭痛発作との関連を調査した研究を紹介しますね。
原文はこちら。
研究結果のまとめ
<要約>
背景
- 片頭痛は、不適切な薬物治療、不安、睡眠障害、うつ病、ストレスを誘発する出来事など、さまざまな危険因子の影響を受ける慢性的な神経疾患です。
- コーヒーは多様な生理活性作用で知られており、急性片頭痛の症状緩和に役立つ可能性があります。
- しかし、コーヒーの長期摂取を中止すると、予期せず片頭痛が誘発されることがあります。
- 片頭痛患者の中にはカフェインを潜在的な誘因と考える人もいますが、研究ではカフェインに予防効果もある可能性が示唆されています。
- コーヒーとその有効成分の背後にある複雑な生理学的・薬理学的メカニズムは、まだ完全には解明されていません。
目的
- この研究は、コーヒーの摂取量とその成分と片頭痛の発症リスクとの関係を明らかにすることを目的としています。
方法
- 交絡因子とバイアスを減らすために、遺伝子変異を曝露の代理として使用してメンデルランダム化 (MR) 分析を実施しました。
結果
コーヒーの予防効果はアデノシン受容体拮抗作用と密接に関連している可能性があり、その根底にあるメカニズムをより深く理解するためにはさらなる調査が必要です。コーヒーや紅茶には同様の効果は見られませんでした。
コーヒー摂取量と片頭痛リスクの間には有意な逆相関関係が見られ、コーヒーが頭痛疾患の予防に効果がある可能性を示唆する過去の疫学研究の結果と一致しています。
MR解析では、7-メチルキサンチンは片頭痛リスクの低下と関連しているのに対し、カフェ酸硫酸塩はリスクの上昇と関連していることも判明しました。
感度解析では、トリゴネリンを除くすべての成分においてSNP選択に異質性は見られず、MR-Egger試験およびMR-PRESSO試験では水平多面発現や外れ値は認められませんでした。
本研究は、コーヒーとその成分が片頭痛リスクに及ぼす重要な影響を明らかにし、有益な食事に関する推奨事項を提供しています。
私の視点
なんだか難しい言葉がたくさん出てきていますが、要するにコーヒーをたくさん飲んでいる人の方が、片頭痛の発作が少なかったという関係性があるということです。
ちょっとだけ解説すると、7-メチルキサンチンはカフェインの成分だと思ってください。
カフェインの成分は片頭痛発作低下と関係しているようです。
カフェ酸硫酸塩は、コーヒーに含まれるポリフェノールの一つであるクロロゲン酸の一種です。
ポリフェノールと聞くと身体に良いというのが一般的ですが、片頭痛発作増加と関係しているようです。
では片頭痛予防のためにどのくらいコーヒーを飲んだらいいのか、それについては何とも言えません。
またコーヒーを飲まない片頭痛持ちは、コーヒーを飲み始めたらいいのかというと、それも何とも言えません。
コーヒーは趣向品ですから、好きな人が飲めばいいものだと思います。
もし片頭痛持ちでコーヒーがお好きであれば、「毎日、欠かさず飲め!」って感じでしょうか。
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