コラムメタボ・糖尿病健康づくり栄養肝臓(脂肪肝)
砂糖入り飲料が、年間220万人の2型糖尿病を引き起こし、34万人を死に至らしめる。
砂糖はこの世で最も身体に悪い食べ物だ、という人がいます。
それぐらい、砂糖は身体に害を及ぼします。
これまでにも、砂糖がアンチエイジングの鍵になるとお伝えしました。
もともと砂糖は酸化作用が強く、また依存性が高いのが影響していると考えられます。
砂糖は世界的に多くの人が、食べ物や飲み物から摂取しています。
今回は、184ヶ国を対象とした砂糖入り飲料の摂取量と、それによる健康被害についての研究結果を紹介します。
原文はこちら。
Burdens of type 2 diabetes and cardiovascular disease attributable to sugar-sweetened beverages in 184 countries | Nature Medicine
研究結果のまとめ
研究の目的と方法
- 目的: 砂糖入り飲料が世界各地で引き起こしている具体的な健康被害を、大規模なデータ分析によって明らかにすること。
- 方法: 世界184カ国の食生活に関するデータベースを用いて、砂糖入り飲料の摂取量と、2型糖尿病や心血管疾患の発症率の関係を分析。
研究結果の概要
- 健康被害: 砂糖入り飲料は、世界中で年間220万人の2型糖尿病と120万人の心血管疾患の新規発症を引き起こしており、これら疾患による死亡者数は年間約34万人と推定される。
- 地域差: 砂糖入り飲料による健康被害は、サハラ以南のアフリカやラテンアメリカで特に深刻。これらの地域では、2型糖尿病の新規発症の20%以上が砂糖入り飲料に起因しているケースも。
- 国別状況: コロンビア、メキシコ、南アフリカは、砂糖入り飲料による悪影響が特に顕著な国。
- 人口統計学的特徴: 砂糖入り飲料の摂取量は、男性、若年層、教育水準の高い層で多い傾向。ただし、地域によって差異あり。
- 飲料メーカーの動向: 北米やヨーロッパでの売上減少に直面した飲料メーカーは、アフリカや中南米での顧客開拓に力を入れている。
砂糖入り飲料が引き起こす問題点
- 肥満: 砂糖入り飲料は、満腹感が得られにくいため過剰摂取に繋がりやすく、肥満の原因となる。
- 代謝への影響: インスリンなどの代謝に関わるホルモンに影響を与え、糖尿病などの生活習慣病のリスクを高める。
- 栄養バランスの悪化: 砂糖入り飲料はカロリーが高い一方で栄養価が低いため、健康的な食品の摂取を妨げる。
対策
- 公衆衛生キャンペーン: 砂糖入り飲料の健康への悪影響に関する情報提供
- 広告規制: 子供向けの砂糖入り飲料広告の規制など
- 砂糖税: 砂糖入り飲料への課税
研究者の主張
- 砂糖入り飲料による健康被害は、航空事故などよりもはるかに深刻でありながら、社会的な関心が低い。
- 砂糖入り飲料による健康被害を軽減するためには、多角的な対策が必要。
結論
砂糖入り飲料は、世界中で深刻な健康問題を引き起こしており、早急な対策が必要である。
私の視点
やっぱり砂糖は身体に悪いんですよ。
特に短時間で大量に吸収できてしまう砂糖入り飲料は、最悪と言っていいかもしれません。
ペットボトル症候群とは、まさにこのことを反映していますね。
また依存性があるため、「なかなか減らせない、やめられない」というのも問題です。
動物実験ではありますが、砂糖はコカインよりも依存性が高いことがわかっています。
「甘い物がやめられない」というあなた。
薬物と同様、身体に害を及ぼしますことを肝に銘じておいてくださいね。
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