コラムダイエットメタボ・糖尿病健康づくり肝臓(脂肪肝)
食事時間を制限する「時間制限食」をすれば、肥満の問題点を2つ解消してくれる。
これまでに食事の時間を制限したり、時間を前倒ししたりする「時間制限食」をすることで、肥満が改善したり、糖尿病が改善したりすることをお知らせしてきました。
食べる時間を制限 vs. カロリーを制限:ほぼ同じ減量効果があるダイエット、あなたならどちらを選ぶ?
カロリー制限や時間制限だけじゃない!食事のタイミングを4時間前倒しにすれば、体脂肪減少に驚きの変化が起きる!
今回もおよそ同じ内容ではあるのですが、これまでの研究結果を裏付けるようなものになっています。
原文はこちら。
研究結果のまとめ
背景:
断続的な断食のプラス効果に関する証拠は増え続けています。
新しい研究では、肥満の人の場合、体重減少がもたらされるだけでなく、いくつかの代謝改善効果の可能性があることが示されています。
目的:
時間制限食(TRE)を含む断続的断食に関して、食事スケジュールとその効果について検討
参加者:
スペインの30歳から60歳までの過体重あるいは肥満の被験者197人
デザイン:
参加者は、
- 被験者全員に、野菜や果物、乳製品、豆類を毎日摂取する「地中海式食事療法」に従い、栄養に関するアドバイスを受けた。
- 食事の時間について、「朝から午後の8時間に食事を制限する群」「午後から夜の8時間に制限する群」「参加者が自由に選択した8時間に制限する群」「地中海式食事療法以外の時間制限のない対照群」の4グループに分けられた。
主要評価項目:
- 体重
- 脂肪量、内臓脂肪面積、皮下脂肪面積
- 連続血糖モニタからの血糖値
結果:
- データによると、食事の時間制限を課せられたグループは、時間制限を課されなかった対照群よりも平均で2.4~3.1 kgの体重減少が認められた。
- 食事の時間制限を課せられたグループは、その時間帯の間にはほとんど差がなかった。
- MRIでは、心臓代謝の健康と強く関連している臓器の周囲の脂肪である内臓脂肪組織の減少に関して、グループ間で差は認められなかった。
- しかし、早い時間帯に食事の時間制限を課せられたグループでは、皮下脂肪組織の大幅な減少が認められた。
- 血糖値モニターのデータでも、早い時間帯に食事の時間制限を課せられたグループに利点があることが示された。
- 食事をしていない時や夜間の血糖値はより適切な状態に調節されていた。
結論:
- 8 時間に制限された時間制限食は、食事療法より体重減少と相関があった。
- 早い時間帯に食事の時間制限を課せられたグループでは、皮下脂肪組織の大幅な減少や血糖調節の改善が認められた。
- 多くの人にとって時間制限食は効果的な方法であり、比較的続けやすい方法である。
制限:
時間制限食が身体にどのような影響を与えるのか、またどのような副作用が起こる可能性があるのかは、依然として疑問が残されている。
私の視点
これまでの研究結果の報告のように、時間制限食は減量効果と血糖調節に対して優れた効果があることが示されています。
もし、あなたが肥満や糖尿病で治療を受けているのであれば、ぜひとも時間制限食を試す価値があると思います。
本文中には書かれていませんでしたが、肥満と言えば、皆さんはカロリーはどうなのか考えてしまうと思います。
今回の研究ではカロリーの制限を行っているのではなく、あくまで食事時間あるいはその時間帯の制限をしているのに過ぎません。
つまり、肥満を解消していくために、カロリー制限は必須ではないということです。
私が何度も言っていますが、肥満の原因はカロリー調節がうまくいっていないからではありません。
原因は別にあるのですよ。
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