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院長の腹痛持ちが知らず知らずのうちに治ってしまっていた漢方薬の話 院長の腹痛持ちが知らず知らずのうちに治ってしまっていた漢方薬の話

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院長の腹痛持ちが知らず知らずのうちに治ってしまっていた漢方薬の話

院長の腹痛持ちが知らず知らずのうちに治ってしまっていた漢方薬の話

漢方治療を始めて、もう10年以上になりますかね~。

あまり真面目な漢方医とは言えませんが(汗)、それなりに患者の症状改善に寄与してきたように思います。

私が漢方治療し、効果があった病気

最近では新型コロナ後遺症を治してきました。

※詳細はこちら

ついに確認!私が処方した漢方薬で新型コロナ後遺症が治った症例を紹介します。

頭痛の患者で漢方薬を使うのは、私の中では定番中の定番で、かなり好評だと思っています。

その他にも

整形外科でも治らなかった膝の痛みを治したり、

ぎっくり腰を1日で治したり、

皮膚科でも治らなかった湿疹や蕁麻疹を治したり、

耳鼻科でも改善がなかっためまいや副鼻腔炎を軽くしたり、

更年期障害を軽くしたり、

冷え性を軽くしたり、

軽く振り返っただけでも、いろいろな症状に対応してきたな~と思います。

もちろん、百発百中とかではないですよ。

病気や症状によって、上手く治療できる確率は異なります。

しかし、正直なところを言わせてもらえば、

「全然わからん、どうしよう?????」

みたいなことも、あるわけでして・・(汗)

「えい、ままよ!」

と漢方薬をお出ししていることがあります・・(汗)

それでも効いたりするから不思議ですね~~~。

漢方治療を始めたきっかけ

ところで、なぜ私はこれほど漢方治療を行うのでしょう。

気になったりする人はいますかね?(いないよね、普通は)

気なる人は、相当、私のファンですね(笑)。

それはさておき、漢方治療をやろうと思ったきっかけは、自分の腹痛が漢方薬で治ったとしか思えない経験があるからです。

自分が治った経験は疑いようがないですからね。

私の漢方治療の物語を書いていきます。

久留米大学病院勤務の時代、それはC型肝炎が全盛期の頃でした。

まだインターフェロン療法が出始めぐらいで、抗ウイルス療法はあまり主役ではありませんでした。

その当時、肝臓には小柴胡湯が効果があるということで使用されていた患者がいました。

その効果がどうだったかはわかりませんが、インターフェロン療法と小柴胡湯の併用で間質性肺炎が出現し、命を落としたという報告がありました。

また同じくC型肝炎の患者に茵蔯蒿湯という漢方薬に効果があるかどうか治験が行われましたが、使用した症例に限って言えば全く効果がありませんでした。

このように、私にとっての漢方薬はどちらかと言えば、どちらかと言えばネガティブなイメージが先行していました。

一方で、肝疾患患者は足がつりやすいのですが、芍薬甘草湯は素晴らしく効果があったのも事実です。

漢方薬って、結局、どうなんだろうな~と思いながら、特に学ぶ機会もなく過ごしていました。

そこに漢方治療に詳しい後輩が入局し、一緒に仕事をするようになったのです。

その後輩が、「漢方、いいっすよ!」って言うんですよ。

西洋医学の限界を感じてきていた時期でもあったし、その後輩のお陰で漢方治療の基礎を学ぶ機会に恵まれました。

いよいよ、ややこしい、ナンノコッチャと思う漢方治療の勉強が始まりました。

いろいろな勉強会に参加させてもらいました。

一番基礎的な理論を体系的に学ばしていただいたのは、飯塚病院の漢方診療科の先生方の2日間に渡る長丁場の講義でした。

「漢方治療はとにかく実践だ」と言っていたし、その手始めが風邪診療だとも言っていました。

そこで風邪診療に漢方薬を使い始めたのです。

もちろん、自分の風邪にも。

長年の腹痛持ちが治る

ある時、自分の風邪に漢方薬を使いました。

症状から考えて小青竜湯が良さそうと思って内服したのです。

ただの風邪でしたから、2~3日内服して改善したと思います。

実は、その後しばらくしてから、あることに気が付きました。

もともと私は腹痛持ちの下痢症です。

冷たいものを摂ると下痢をするタイプです。

記憶にある限り、小学生からその症状はあります。

朝に冷たいものを飲むものなら、午前中に2~3回はお腹が痛くなって、トイレのお世話になっていました。

寝る前に冷たいものを飲むものなら、お腹が痛くなって目が覚めて、トイレのお世話になっていました。

外出先でも同じような感じなので、デパートやショッピングモールのトイレのお世話になることもしばしばでした。

ふと気付きました。

「最近、お腹が痛くないし、下痢もしてないな~。外出先でもほとんどトイレに行ってない。」

特に薬を飲んだりしていないので、考えられるとしたら小青竜湯しかありません。

でも、風邪で2~3日内服しただけで、こんなにも症状が治まるものだろうか?

そんな疑問はありました。

しかし、その後も腹痛や下痢はほとんどありません。

小青竜湯が効いているとしか思えない!

治ってみると、いかに自分がつらい思いをしていたのかわかります。

小学生からずっと症状があったので、それが当たり前だと思っていたのですね。

その後も症状は落ち着いていましたが、ある時、再発しました。

それは台湾旅行から戻ってきた後です。

最初は食べたものがいたんでいたかな?と考えていました。

でも、よくよく考えてみると、台湾でマンゴーかき氷を食べているじゃないですか。

しかも、台湾のかき氷は日本のやつより大きい(そして安くて、美味い)。

「それだ!」

きっと、かき氷でお腹が冷えすぎたため、また症状が再発したんだと考えました。

また漢方薬を2~3日内服したら症状は収まりました。

それ以来、腹痛はほとんどありません。

かき氷を食べてさえも(日本でね)、です。

漢方薬、恐るべし!

漢方治療は病気が治る可能性がある治療法の一つ

これほど劇的に効果があることは、少ないかもしれません。

が、治る可能性がある治療法であることは、自分の身体で証明されました。

上記に書いた新型コロナ後遺症や湿疹・蕁麻疹の患者などは、すっかりよくなって、今は来院されていません。

つまり、治っているのだと思います。

病気が治ったり、軽くなったりするのだとしたら、西洋医学だろうが漢方治療であろうが、何でもいいと思っています。

それぞれの長所を活かし、短所を補いながら、上手く組み合わせるのがベストの治療法だと、私は考えています。

なかなか治らない症状がありましたら、いろんな治療法を選択肢に加えてもらえれば、あなたのお役に立てるかもしれません。

「さっぱりわからん(ガリレオの湯川先生風に)。何の漢方薬を使おうか?????」

と頭を悩ませながら、あなたの治療を考えたいと思います。

漢方治療を試してみたいというあなた、まずはお電話くださいね。

らそうむ内科 笑顔で百歳 クリニック

電話:0948-43-3151