一般内科・ かぜ予防接種診療ブログ
皮膚にできものができてピリピリ痛い・・・それ帯状疱疹かも
現在の福岡は寒暖差が大きく、ひどい時には15℃以上の気温差になることもあります。
寒さは和らいだとは言え、過ごしやすいとまではなかなか言えないですね・・・
さて、今年になってから帯状疱疹の患者が例年よりも多いように思います。
うちの職員も数名が帯状疱疹にかかり、治療を受けました。
一般的に、帯状疱疹は夏の終りぐらいに多くなってきます。
恐らく夏の暑さがストレスとなり、免疫機構がおかしくなって発症していると想像されます。
しかし、なぜ今、帯状疱疹が増えているんでしょうか。
想像に過ぎませんが、新型コロナウイルス流行に伴い、皆さんの行動にはいろいろな制限がかかっていることかと思います。
あるいは慣れない仕事スタイルを強いられているケースもあるかもしれません。
そういった新型コロナウイルス感染予防に伴うストレスで免疫機構がおかしくなったとしても不思議ではありません。
しかも私が診た帯状疱疹はかなりひどい症状の人が多かったです。
ひどい症状の場合、後に神経障害性疼痛が残りやすくなります。
できるだけ早期に、症状が軽いうちに治療を始めたいものです。
もし皮膚にできものがいくつかできてて(赤くて、中央には水疱がある)、ピリピリとした痛みがある場合、帯状疱疹の可能性があります。
早めに治療を受けるようにしましょう。
皮膚科が専門ですが、内科でも治療ができます。
当クリニックでも帯状疱疹の治療を行っておりますので、上記の症状が思い当たる場合、受診しましょう。